2009年04月12日

河合隼雄『こころの処方箋』新潮文庫

こころの処方箋 日本で指折りの臨床心理学者でありながら「人の心などわかるはずがない」というスタンスを崩さない。しかし、平易な言葉で人の心を解説してくれる。構成は一章が約四頁の短いもので、要点がコンパクトにまとまっている。たとえば第四十九章は「心配も苦しみも楽しみのうち」という題で、ある人が本当に心配したいときに「大丈夫だから」と強がりを言い、心配することを取り上げてしまうのは、生きる楽しみを奪うことになるという。心配できるような存在がいるという幸せもあるのだ。すぐ手に取れるところに置いておいて、人間関係で息苦しくなったとき、仕事で行き詰まったときに読み返したくなる心の名著。 Amazon


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