2008年08月12日

中島京子『さようなら、コタツ』集英社文庫

さようなら、コタツ 我々日本人にとって、コタツは「日常」の象徴である。家族と食事を共にし、暖を取り、心を安らげる。しかし、あまりにも「日常」が見えすぎてしまうと、魅力が下がってしまうということもある。芸能人が人気を保てるのと同じように。そこで、長年不遇をかこってきた由紀子はコタツを処分することになるのだが…。この短編集全体に滲み出るユーモアが表題作にも効いていて、一筋縄ではいかない。由紀子にはかわいそうだが、クスッと笑える結末となっている。他の短編も、どこかにある日常に潜むおかしさを描いていて面白い。 Amazon


posted by ryoukana at 10:58| Comment(0) | TrackBack(1) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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「さようならコタツ」中島京子
Excerpt: 老人が暮らす部屋、子供のいる家、独身女性のマンション、結婚間近の男性が住むアパート……誰かが住む部屋の中の物語を7編収録。せつなくて、おかしくて、そしていとしい物語が揃いました。 15年ぶりに、しか..
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