2011年04月29日

伊坂幸太郎『グラスホッパー』角川文庫

グラスホッパー 作者お得意の、複数の視点を巧みに切り替えて、物語を積み上げていく手法。加えて、特殊能力を持つ人物が登場するのもお決まりのパターンだ。これは何もけなしているわけではない。読者の興をそそる手段を見事に確立しているなと驚嘆しているのだ。そしてまた、題名が秀逸。グラスホッパーとはバッタのことだが、その生態を人間の業とリンクさせ、物語の中で昇華させている。曰く、どんな動物でも集団の中で生きていれば生存競争に勝ち抜くために凶暴になる個体が現れるというのだ。この指摘、鋭すぎる。 Amazon


posted by ryoukana at 23:07| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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