2005年09月02日

村山由佳『天使の卵−エンジェルスエッグ』集英社文庫

天使の卵―エンジェルス・エッグ 精神に異常をきたしてしまった父を持つ芸大志望の予備校生歩太は、電車の中で一目惚れをしてしまった春妃と偶然の再会を果たす。春妃は辛い過去を抱えており、その償いのために現在の仕事をしているものの、再び悲劇は訪れ、そのあまりにも厳しい現実に押しつぶされそうになる。そんな彼女を歩太は慰め、やがて二人はお互いを認め合い、共に歩もうとするのだが、悲劇は繰り返すのであった…。特徴的なのは、作品全体を貫く柔らかさ。ハッピーエンドではないが、読了後のせつなさは、むしろ清々しい。 楽天 Amazon
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posted by ryoukana at 19:45| Comment(9) | TrackBack(6) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
トラバありがとうございます。
この本は、僕が村山由佳にのめりこむきっかけとなった本なんです。
ラストは本当に切ないですが、嫌なせつなさじゃないですよね。
Posted by living spirally at 2005年11月04日 21:29
はじめまして。【ペンギンカフェ】の管理者です。
TBをいただいたんで、早速おじゃましました。
【亮さん】や【living spirallyさん】がおしゃられているように、
確かにラストの切なさが残ります。『他にこうして欲しい』
と感じさせず読み終えれたという不思議な感じがしました。
Posted by ペンギンカフェ at 2005年11月04日 23:07
>living spirally さん
私も友人に薦められ、天使の卵から読み始めました。
ラストは、歩太の新たな一歩を感じさせますね。そこがいいのかもしれません。
続編が出ているようですね。そちらも読んでみたいです。文庫になったら(笑)

>ペンギンカフェさん
そうですね、二人の結末はあれしか残されていなかったような気がします。
予定調和というのではなく、運命に向かって突き進んでいったかのように。
Posted by 亮 at 2005年11月05日 15:36
TBありがとうございました。
こちらからもさせて頂きますね。

この本、ほんと切ないですよね。
突然の悲しい出来事、衝撃でした。
現実にも、突然自分や自分の周囲の人に起こるかもしれないと思うと怖くなってきます。
Posted by 大葉 もみじ at 2006年01月26日 23:32
>大葉 もみじさん
コメントありがとうございます。
切ないですが、恐らくどんな人にも似たようなことは起こりうるんでしょうね。
でも、そうなった時に、どうやって立ち直れるかに幸せのヒントがあるような気がします。
Posted by 亮 at 2006年01月27日 12:32
ヾ(@⌒ー⌒@)ノおはようございます〜
「博士の愛した数式」に引き続いて、
TBありがとうございました。
こちらからもさせていただきますので、よろしくお願いします。

読了後の清々しさ。
本当にそう思います。
人によっては、あまりにもベタ過ぎる純愛話なので敬遠するかも知れないけど、定番だからこその良さを再認識した気がします。
Posted by littleapple at 2006年01月29日 10:12
>littleappleさん
何となく気恥ずかしくて、コメント無しのTBをお許し下さいませ。
娯楽というものは概してベタなものが多いですね。
源氏物語にしろ、王朝文化の中ではゴシップ的に読まれていましたし。
あまりに突飛な設定だと、自分にあてはめて考えられないので、受け入れにくいのでしょうね。
Posted by 亮 at 2006年01月29日 11:10
はじめまして。私も、この「天使の卵」をきっかけに、大の村山ファンになりました。あまりにも悲しく切ない結末に、読みながらぼろぼろ泣いた覚えがあります。
映画化されるにあたり、市原隼人くんと小西真奈美さんが主演と知って、「なんてイメージにぴったりなの!」と感激しました。ふたりとも、私の大好きな役者さんです。公開が、今からとっても楽しみです。
Posted by りりー at 2006年02月24日 19:58
>りりーさん
村山作品は、「天使の卵」から入る人が多いみたいですね♪
ページ数が手頃で薦めやすいというのもありますが、やはり、内容がいいです。
泣けるほど感情移入できるってことは、共感しやすい普遍的な感情を描いているんでしょうね。
それだけ、作者の技が光っているんだと思います。
好きな作品に好きな役者、これほど幸せなことはありませんね。
きっと、りりーさんはまた涙を流されるんでしょうね(笑)
Posted by 亮 at 2006年02月24日 21:17
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