2007年12月28日

村山由佳『天使の梯子』集英社文庫

天使の梯子 『天使の卵』の10年後を描いた作品。ドラマを先に観てから本書を読んだが、この順番は完全に失敗だった。特徴のありすぎる「フルチン」の顔がちらついて、読んでいて集中できなかった。ただ、小説の出来としてはやはりよかった。前作の終わり方がせつなすぎて、どうにかならないかとやきもきしていたので、今作で歩太と夏姫が救われたのは本当に胸の空く思いだ。人間はいつでも前を向いて生きていかなければならない。過去に縛られるのは、過去の出来事が重くのしかかっているからのように思えるが、実は自分の心がいつまでもそれにこだわっているだけなのだ。だから、自分で何とかするしかないし、それでも無理なら時間に頼るしかない。豊かな潤いで押し流してしまうのだ。 楽天 Amazon


posted by ryoukana at 23:57| Comment(0) | TrackBack(4) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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天使の梯子 村山由佳著。
Excerpt: きれいなお話書くんですね、村山氏って。 初めてかな、読んだの。 実際にはこんなきれいな恋愛なんてそうそうないんだろうけど、なんだかきれいだな~って感じた。 江國さんとはまた全然違ったきれいな・・・きれ..
Weblog: じゃじゃままブックレビュー
Tracked: 2007-12-30 23:21

天使の梯子(村山由佳)
Excerpt: 「天使の卵」の続編。春妃の死から10年。夏姫に恋をした、8歳歳下の慎一の視点で語られる物語。
Weblog: Bookworm
Tracked: 2007-12-31 06:37

「天使の梯子」 村山由佳
Excerpt: 天使の梯子 村山 由佳 「天使の卵」が1994年の作品で、ちょうど10年後の2004年に出版されたのが続編にあたる本書「天使の梯子」だ。10年という年月の経過と同じくして、19歳だった歩太と夏..
Weblog: コンパス・ローズ  compass rose
Tracked: 2008-01-02 22:05

村山由佳 「天使の梯子」 
Excerpt: 「天使の卵−エンジェル・エッグ」を読んだのは、大分前なのでストーリーは、すっかり忘れていましたね。でも、前作が分らなくても楽しめましたよ。
Weblog: ゼロから
Tracked: 2008-08-18 06:16
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